入社後のキャリアビジョンを考える2つの方法

面接

先のことなんてわからない!

社会人になったこともないから、どうしたいかなんて想像できない!

実際にそのとおりになるか分からないから詳しく考えるのは無駄。

そんなふうに途方にくれる方が、少しでもスッキリしていただけるよう解説していきます。

エントリーシートや面接で聞かれる項目の中で
どう答えたら良いのか分からない質問ナンバーワンとも言えます。

確かに、未来のことや、その会社に入社したこともないから想像できませんよね。

でも一方で、先のことは誰にも分からないからこそ、想像し放題なんです。

入社後のキャリアビジョンは、妄想レベルではなく予定レベルで設定する

これがポイントです。

この記事はこんな人向け

  • 将来のことが思い描けない
  • どの会社でも同じ内容になってしまう
  • いつも無難な内容になってしまう

結論

「数字や状況を設定して詳しく述べる」

詳しくすると、間違ってる場合に取り返しがつかないのでは?
と思う方もいるかもしれません。

しかし、詳しくしないということは、おそらく無難な内容になってしまい
「その会社でなくても達成できること」になる可能性が高いです。

未来のことは誰にもわかりません。

正解はありませんので、答え合わせをすることが目的ではないです。

入社後のキャリアビジョンが具体的であればあるほど
採用側は「その気がある」と感じてくれます。

ポイントは、

「その会社での自分の未来をいかに真剣に考えているか」

が相手に伝わることです。

これを踏まえて、詳しく解説していきます。

採用側は何を知りたいか

「志望度はどのくらいか」

「会社とのマッチングは意識しているか」

これらを知るために将来のキャリアビジョンを聞きます。

この質問のみならず、就職活動中に聞かれることはほぼ、これが目的です。

わんA
わんA

でも社会に出たことがないから

何がしたいかなんて分からないよ。

はません
はません

確かにその気持ちは分かります。

でも、少しイメージしてみてください。

どこかに旅行に行くときに、初めて訪れる場所で
「行ったことのないところだから、何をしたいか分からない」
と思いますか?

「旅行は自由気ままに予定なんて立てないほうがいい」

という方もいるとは思いますが、
ここではイメージするための例として挙げていきます。

旅行で初めて訪れる場所でも、情報収集をすることで、その土地の特徴や何があるか
名物や観光地はどんな内容で、いつにどこへ行き、何を食べたいかなどが
決まっていくと思います。

将来のキャリアビジョンも同様に、

「それができるかどうか」ではなく、「そこで何をやりたいか」を大切にして

色々なことを想像してみることが重要です。

あまり旅行する気がない場合や、その観光地に興味がない場合は
やりたいことも曖昧になりますよね。

キャリアビジョンも同じく、曖昧な内容であればあるほど
採用側は、その気がない、とみなします。

また、やりたいことがその会社でなくても出来そうなことや
その会社と関連のない内容であれば同様に、志望度は高くないと判断されます。

「福岡に行ったら、牛タンが食べたいな」と言っても、

「おいおい、それなら仙台のほうがいいんじゃない?」となりますよね。

キャリアビジョンを考える2つの方法

  1. 数字で具体化する
  2. 部署で具体化する

前述したとおり、できる限り具体化することをお勧めします。

具体的に想像するためには、現実的な指標があると助けになります。

  1. 数字で具体化する

例えば、「10年後のキャリアビジョン」であれば
分かっている数字がありますよね。

いくつか例を挙げます。

西暦

今年から10を足した西暦が10年後です。

例えば、2022年の10年後は2032年です。

その時に世の中がどうなっているか、ある程度把握できているものもあります。

人口の推移は情報がありますよね。

日本は人口減少の一途ですが、世界は増加し続けています。

インドの人口が中国を抜くのも、このくらいの時期だと言われています。

また、SDGsの達成年度が2030年ですので、その目標が達成されてから
2年ほどが経っている世の中、もしくはその会社の目標があるのであれば
達成済みの状態である、と予想ができます。

色々な書籍が出ていますので、それらを参考にして組み立てると良いです。

・年齢

あなたの10年後の年齢は分かっています。

その年齢の応募先社員の方はどのように活躍されていますか。

また、頼られるであろう後輩たちは、新入社員だと
現在の小学生高学年くらいの世代になります。

皆さんが受けてきた教育と異なる学びをしてきた世代に対して
どのような先輩でありたいですか。

また、応募先企業の事業計画を見ることができれば
長期目標に合わせて、自分が挑戦したいことを反映すると良いです。

  1. 部署で具体化する

この方法は特に、最終面接対策で準備をしておくと良いです。

最終面接は最も入社の意思を確認されます。

これは、自分の行きたい部署で何がしたいか、だけではなく
配属される可能性のある(できれば)全ての部署ごとに考えることです。

1つの部署でしかキャリアビジョンがないと

「ウチの会社に入りたいのではなく、それがやりたいだけだよね。」

と思われてしまいがちです。

「これに興味があるから、この部署」という視点から
「この部署なら何がやりたいか」という視点にシフトしましょう。

1つ目の数字に合わせて、それぞれの部署ごとに何をしたいのか
1つずつ考えてみてください。

<例>

× 10年後は、これまでの国内営業の経験を生かして海外営業に挑戦してみたい。

 10年後は、国内人口の減少と世界人口の増加が顕著になっているため 
  貴社の海外営業部で人口一位になっているインド市場の開拓に挑戦し、
  新しい領域の売上に貢献したい。

× 入社後は、まず仕事を早く覚えて、3年後くらいには先輩から
  安心して仕事が任せられると言ってもらうくらい成長したい。
  5年後には後輩指導ができるようになり、
  10年後くらいには企画か人事に行きたい。

 貴社の事業計画では□年までに国内外拠点を100箇所に増やすとのことなので
  □年までは営業部で会社の主軸商品の営業ノウハウを身につけたい。
  その後○年までには企画部で貴社の将来ビジョンを理解しながら、
  市場の需要の動向を読めるようにした上で、○年以降は拡大した拠点の
  基盤強化の仕事を任せていただけるよう頑張りたい。

まとめ

先行き不透明な世の中、なかなか将来のことが考えられない、想像がつかない時代です。

でも、だからこそ、想像は自由です。

未来のことを楽しそうに話している姿は、採用側には「前向きな人」と映ります。

語る内容が具体的であればあるほど、本気度を感じます。

キャリアビジョンを考える2つの方法は、単にビジョンを作るためだけではなく
企業研究にも繋がります。

また、先を見通す視点は、ビジネスにおいてとても大切なスキルです。

就職活動は社会人になるためのトレーニングです。

今日は今日のベストを尽くしましょう!

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