いよいよ最終面接!
今までの面接対策と何か違うことはあるの?
内定をもらいたいけど、何をしたら良いのか分からない。
長かった就職活動もそろそろ終わりに近づいてきていますね。
最終面接だからといって気が抜けないでしょうし、緊張もMaxですよね。
新卒の最終面接の合格率は、おおよそ50パーセント。
どちらに転んでもおかしくない、ということです。
最終面接では「入社の意欲」が見られています。
その企業に本当に入りたいという熱意が面接官に伝われば、内定をいただけるでしょう。
最終面接通過のポイントは3つ。
- 経営者研究
- 企業研究
- 入社後のキャリアビジョン
ここでは、最終面接の前後で取り組みたい対策を詳しく解説していきます。
この記事で分かること
最終面接の心構え
最終面接ならではの企業研究のしかた
面接後にすると良い行動
面接官は何を見ているか
熱意です。
最終面接は、その会社に入社してもらうかどうかを判断する意思決定の場です。
企業にとって新卒採用は投資です。
中途採用と異なり、実務経験がないため、会社で活躍できそうかどうかは未知の人材だからです。
新卒に対して、企業はその会社のノウハウや業界・仕事の知識などを一から教えていく必要があります。
業界や企業によりますが、新卒が仕事で一人前になるには、早くとも1年以上はかかると言われています。
その1年分の人件費をかけるに値する人物かどうかを判断する場が最終面接なのです。
面接官に「この人を手塩にかけて育てたい!」と思っていただけるには、どのような姿勢で臨めば良いのかを明確にする必要があります。
面接官が見ている熱意とは具体的にどのようなことか。
それが重要ですよね。
この3つのうち、1と2は事前の面接対策で準備すること、3は面接中と事後の対策として発揮することです。
次からは、それぞれの項目について詳しく解説していきます。
事前の面接対策
以下の3つについて対策をしましょう。
- 経営者研究
- 企業研究
- 入社後のキャリアビジョン
経営者研究
最終面接の面接官は決裁者が担当します。
企業にもよりますが、経営者(社長)や役員(専務や部長)が面接官として登場することが多いです。
それまでの面接と様相が違い、担当者の年齢も高く、雰囲気も引き締まった感じになります。
また、最終面接は、これまでの面接評価の影響が反映されないこともあります。
人事や今までの面接官から良い評価をいただいても、必ずしも最終面接で同じ評価をいただけるとは限らないということです。
そのため、面接官について事前にリサーチをすることが必要です。
経営者や役員は企業(組織)のトップであり、舵取り役です。
会社の主の考えや人柄を理解することは、その会社を理解することに繋がります。
経営者や役員については、企業ホームページで紹介されていることが多いため、まずはそこを熟読することをお勧めします。
また、会社によって外部メディアなどへの出稿やインタビュー記事がある場合もあります。
企業名や社長(役員)名で検索すると良いでしょう。
企業研究
最終面接では、企業の未来について質問されることが多くなります。
そのため、応募先企業の事業計画などを確認しておくことは必須です。
その事業計画の内容で、自分が関わってみたいことがあればピックアップして、どのような仕事をするのか、想像してみると良いです。
また、企業の未来を知るためには、その企業が属する業界の方向性や今後10年に予定されている社会的なイベントや統計などと併せて考えると良いです。
例えば、国内外の人口推移は、その企業の市場にどのように影響を与えるか。
SDGsの達成目標である2030年は、どのような世の中になっているか、またその企業がSDGsの目標を掲げているのであれば、それが達成した状態を想定した2030年を考えてみることも方法の一つです。
面接の質問では以下の内容について具体的に答えられるかをチェックしてください。
- 弊社の今後の課題は何か
- 競合他社と比べて弊社の優れている点と劣っている点
- 入社にあたり弊社でなければならない理由
入社後のキャリアビジョン
うちに入ったら何がしたい?
よく聞かれる質問ですね。
ここは、できる限り具体的に回答する必要があります。
入社後のキャリアビジョンは、ニーズを想定してどのように供給できるかをイメージすることが大切です。
仕事は求められて成り立つものです。
自分の興味があることだけではなく、その分野が今後、どのような需要があるのかを含めて回答できると良いです。
また、やりたいことは1つに絞らず、配属の可能性のある部署ごとに自分が何をしたいかを考えておくと良いでしょう。
詳細は別記事をご覧ください。
面接中と事後の対策
- 面接中は一生懸命さをアピール
- 面接後はお礼メールを送る
事前準備ができたら、面接中は一生懸命さをアピールしてください。
一生懸命さとは以下のとおりです。
- 相手の話にこまめに相槌をうつ
- 返事をしっかりする
- 手振り身振りを入れて話しをする
- アイコンタクトをしっかり取る
当たり前のことですが、緊張すると意外にできていないことが多いです。
返事や相槌は素直さ・前向きさの表れです。
手振り身振りやアイコンタクトは伝えようとする積極性。
自分は素直さや積極性が強くないと自覚されている方は特に意識すると良いでしょう。
また、最終面接の面接官は職位が上の方になりますので、和やかな雰囲気ではないかもしれません。
笑顔で話しを聞いてくださったり、相槌を打ったりしてくれないことも多いです。
社長は接客業ではないため、そのような態度に慣れていない方が多いことが事実です。
そのため、重々しい雰囲気や態度の面接であれば、「これが普通だ」と考えを切り替えてください。
その代わり、自分がお客様を接客する意識をもって受け答えに応じるようにしましょう。
面接後はお礼メールを送る
面接が終わったら出来るだけ早く、お礼のメールを送信しましょう。
お礼メールは最後の一押しです。
このメールで不採用が採用に転ずる、ということは、あまりないかと思いますが
内定の連絡をいただいた学生の多くは、人事の方からお礼メールを送ったことについて評価や感謝をされています。
最後まで手を抜かないことが大切です。
メールの構成は以下の通りです。
1.挨拶
「本日は最終面接の機会をいただきありがとうございました。」
2.面接の前向きな感想
「面接官の○○様の・・・というお言葉がとても心に残りました。」
「貴社が第一志望のため大変緊張しておりましたが、面接官の方々が親身になって聞いてくださったため、思いのたけをお伝えすることができました。」
3.入社の意欲表明
「ぜひ、良いお返事をいただけることをお待ちしております。」
4.締めの挨拶
「取り急ぎ、本日の御礼までにて失礼いたします。」
メール全体の文章は、あまり長々と書くことは逆効果です。
相手がPC画面上でスクロールしなくても読める量にしましょう。
メールを送信するタイミングは、面接後1時間以内が理想です。
事前に2の本文以外の部分を作成して下書きフォルダに入れておくと良いです。
お礼メールは遅くても当日中の送信を心がけてください。
何かの理由で翌日になってしまうようであれば、送らないほうが良いです。
それだけ、お礼メールは鮮度が命です。
まとめ
- 面接前には経営者研究、企業研究を深める
- 入社後のキャリアビジョンを具体的にする
- 面接中は熱意を伝える
- 面接後はすぐにお礼メールを送信する
最終面接は今までの選考の集大成です。
悔いのないよう、万全の準備をして臨みましょう。
就職活動は社会人になるためのトレーニングです。
今日は今日のベストを尽くしましょう!
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