就職先を決定するための2つのポイント

就活

内定も出そろって、いよいよ自分の進路を選択する時がきましたね。

複数内定がある場合は、今やっと冷静になって新たな迷いや不安が出てきた方も少なくないと思います。

「内定がもらえれば、どこでもいい!」

「ずっと憧れの業界だったから、とにかくそこに入ることが優先」

そんなふうに思って今まで就活をしてきたけど、いざ内定をもらうと、

わんD
わんD

本当にここでいいのか?

という疑問や不安が押し寄せてくる方もいるかと思います。

そんな時には、再度自己分析と企業分析が大切です。

今回は、最終的な自分の進路をどのようにして決定していけば良いのかを詳しく解説していきます。

この記事はこんな人向け

  • 内定をもらったが、その会社で良いのか決めかねている
  • 複数の内定先から、どのように1社を決めて良いのか分からない
  • 就職活動を終わっていいのか不安

客観的に比較する2つのポイント

自己分析の結果と内定先企業の特徴を客観視する

就職活動が始まる前に、自己分析をしたと思います。

その自己分析の目的は、自己PRなど企業へアピールするためのものです。

今回は、企業のためではなく、自分のための自己分析をしていきましょう。

自分は何が好きで、何を大切にしたいのか。

苦手なものや、避けたいことは何なのか。

自分らしくプラスの面を発揮するために、どのような環境や状態があると良いのかを見つけるための自己分析です。

その分析結果を元に、内定先企業は自分にとって適した職場かどうかを客観的に判断しましょう。

客観的な視点を持つためには、文字に書きだすことが重要です。

頭の中で考えているだけだと、自分の気分によって結論が変わってきたりします。

気分の良い日は「この会社で頑張ろう!」と思えても、気分が落ち込んでいる日は「自分では無理。」と感じてしまい、「結局どうしたいのか分からない!」というループにはまってしまいます。

文字に書きだすことは、アウトプットになりますので、書いた項目が、自分の「考え」なのか「事実」なのかを見分けることができます。

また、書く行為は、自分の頭の中の考えを文字に変換しなければならないため、頭の中を整理することにも役立ちます。

就職先の選定は、自分と進路先を冷静に客観的に俯瞰することが大切です。

見るべき基準とは

自己分析において基準とする項目は下記のとおりです。

  • 生活や人生において大切にしたいことは何か
  • これだけは避けたいと思うものは何か
  • 働き方として目指したいスタイルと嫌いなスタイル

この3つは、自身についての価値観の部分です。

本来、仕事は自己実現のための手段です。

自己実現には価値観が影響します。

その価値観を尊重できる環境であるのか否かは非常に大切な判断ポイントとなります。

次に、内定先企業の特徴をピックアップする際に基準とする項目は下記のとおりです。

  • 興味のある仕事内容
  • 大変そうな仕事内容
  • 福利厚生や待遇面
  • この仕事のやりがいは何か
  • この会社のマイナスポイントは何か

特にプラスとマイナスをセットで検討すると良いです。

その際にマイナス面のほうが大きければ、企業に対する期待よりも不安のほうが大きいということが分かります。

また、新卒にとって仕事に興味が持てるかどうかは、とても大切な要素となります。

実務経験のない新卒は、まず勉強して覚えることがとても多いからです。

興味のない分野を勉強することって、大変だし苦痛ですよね。

仕事も同じです。

自身が配属される可能性のある部署や分野の仕事について、どのくらい興味関心があるのかを確認することが、企業選定の軸となります。

福利厚生や待遇面もシビアに考えるべき項目です。

例えば一人暮らしをする場合、生活資金と収入のバランスを確認しなければなりません。

住宅手当は出るのか、いくらくらい自身が負担することになるのか。

残業や休日などはどのくらいあるのか。

他に特徴的な福利厚生は何があり、実際に自分が活用できそうかなどです。

また給与に関しては、初任給の月額ではなく、年収ベースで検討しましょう。

初任給は入社して最初の1年のみの給与です。

定年まで!とはいかなくとも、ある程度の長期間はその会社で働くことを想定するかと思います。

四季報に掲載されている企業であれば、平均年収を始め、離職率や有給取得日数なども確認できます。

同業他社と比べて優位性はあるのかの一つの判断材料となるはずです。

はません
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公表されているデータは全体の平均値なので、

あくまでも参考程度にしてくださいね。

自己分析と企業の特徴を見比べたときに、自分のプラスポイントが活かされる職場であるか、また自分のマイナスポイントは回避できそうな環境であるかを見定めることができるようになります。

内定保持について

企業選定にあたり、内定を保持する機会があるかと思います。

内定保持とは、内定を受け取りながら就職活動を続けたり、他の企業からも内定をいただく状態を指します。

内定保持については慎重に取り扱うようにしてください。

特に、企業へ内定承諾書を提出する際は注意しましょう。

内定承諾書の内容に書かれているとおり、書類を受け取った企業は、あなたがその会社へ入社するだろうと考えるからです。

内定承諾書の取り扱いに関しては、企業がどのような意味づけをしているかによりますので、正しい方法があるわけではありません。

そのため、一人で判断せず、必ず大学のキャリアセンターなどの就職支援をしている部署へ相談してください。

これは万が一、企業とトラブルがあった際に大学側が責任を取れるようにしておくためです。

あなたの進路はあなた個人のものですが、大学の名前を公表して就職活動をしている関係上、何かあった場合、企業は大学へ連絡をします。

その際に、大学として状況把握ができていれば、迅速な対応ができます。

また、大学は毎年このような相談や対応をしているため、的確なアドバイスができると思います。

一人で悩まず、周りの人に頼るようにしましょう。

まとめ

就職活動の中での悩みは、内定をもらってからも続きます。

でもそれは、あなたが真剣に将来のことを考えている証拠です。

また、どの企業に行こうかという悩みは幸せなことでもありますよね。

大切なこれからの進路です。

しっかり自分自身と向き合い、じっくりと考えて答えを出すようにしましょう。

内定企業が複数ある場合は、それぞれの企業を表にまとめると良いです。

同じ項目を見比べられるようにして客観視できるからです。

また、それぞれの項目を点数化し、全体の合計として、どの企業が得点が高いかを判断材料にすることもできます。

もしそれでも迷ったら、大変そうなほうを選択することをお勧めします。

新卒のうちは、居心地が良い環境より、大変な環境のほうが伸びしろができるからです。

仕事を通して見につけるスキルは、あなたの財産です。

どの企業が一番自分が成長できるかで選択することによって、未来への可能性も広がると思います。

就職活動は社会人になるためのトレーニングです。

今日は今日のベストを尽くしましょう!

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