動画選考って、なにを撮ればいいの?
とにかくセリフ覚えて笑顔で話せばいいよね?
そんなふうにモヤっと考えている方が、少しでもスッキリしていただけるよう解説していきます。
この記事はこんな人向け
- 動画選考のポイントがわからない
- 話す内容以外のことで悩んでいる
- 何をすれば良いのかわからない
動画選考の目的
採用側は応募者の以下の2つの点について知るために動画選考を採用しています。
- 人柄
- コミュニケーション能力
応募書類は文字のみのため、文面から応募者の人柄をイメージすることは難しいです。
その点動画は、話す内容以外のノンバーバルな情報も発することができます。
そのため、短い時間で応募者の多くの情報を得ることができます。
また、応募書類は読むためにある程度の時間を要しますが、
動画は制限時間が設けられていますので、選考に要する時間が短縮できる点も
採用側にとっては、とても効率の良い選考手段となっています。
採用側がその動画を見て、「実際に会ってみたい」と思ってもらう
という点においては、書類選考と目的は同様です。
動画選考においては、話す内容に加えて、話し方や雰囲気など、
自身の人柄をどのように表現すれば良いのかも工夫する必要があります。
撮影前の準備
求められているテーマに沿った内容の作成が重要です。
動画選考は主に2つのタイプに分かれます。
1.撮影方法などが細かに設定されている場合
2.撮影方法が自由な場合
1.については、設定条件をしっかり確認し、その範囲内で工夫するようにしましょう。
採用側の指示に従っているのか、などもチェックされているという姿勢で
漏れのないように心がけてください。
<例>
A. 上半身のみがカメラに映るようにし、カメラに向かって1分以内で話してください。
動いたり、手にものを持ったりしないようにしてください。
B. 「自己PR」を1分以内で話してください。
Aについては、話す内容と話し方のみに集中して準備をします。
Bについては、ただ話すだけではなく、視覚に訴えるための
アイデア出しをしたほうが良いでしょう。
動画で撮影できる時間は非常に限られています。
その限られた情報の中で自分自身が伝えたいことを列記すると良いです。
また、必要不可欠なもの以外は、できる限りカットするようにしてください。
例えば、冒頭と締めくくりの挨拶
「よろしくお願いいたします。」「ありがとうございました。」
は、どちらか一方でOKです。
話す内容の構成は、エントリーシートと同様です。
- 冒頭はできる限り簡潔に言い切る
- エピソードを1つ挙げながら話す
- 最終結論で締めくくる
撮影に関して、制限がなければ、視覚も使いながら
多くの情報を提供できるようにしてください。
以下は参考例です。
- 大きめの用紙を使い、キーワードや数字などを掲げる
- 話の流れを背景に入れる
- 話す内容の服装にする
- イメージを与える場所で撮影する
- BGMを入れる
撮影の制限がなく「あなたらしく自由に」などの要望があれば
企業は柔軟性や想像力などを期待していますので、
先述の例に限らず、個性を出すためには何ができるかを考えてみてください。
撮影のポイント
応募先のシステム上で撮影する場合は、撮り直しができるかどうか確認してください。
もし撮り直しができなければ、事前にリハーサルをする必要があります。
(もちろん、撮り直しができても事前準備は必要です)
室内で撮影することになるかと思いますので、部屋の明るさや背景に
気になるものが入らないかも確認してください。
明るさは、顔の表情がわかりにくいような暗さや、外の光が正面から当たらず
影になってしまうようであれば、顔にあてるライトが必要かと思います。
スマートフォンなどで撮影し、データをアップロードする場合は
撮り直しができると思いますので、カメラのアングルなど
複数のパターンで撮りためておくと良いでしょう。
採用者は何度も動画を再生することができます。
細かい部分にも注意をして撮影をするようにしましょう。
特に見落としやすいポイントを4つ挙げます。
・視線(カメラ目線で視聴者を意識しているか)
・表情(基本は笑顔、話す内容に表情が連動しているか)
・話し方(言葉遣い、聞き取りやすい発声か)
・態度(カメラの先の相手を意識しているか)
まとめ
動画選考の再生時間はわずかですが、制作はかなり時間の時間を要することになります。
しかし、この限られた時間内で自分らしさを表現することができれば
面接のときに、必ずその経験が役に立ちます。
動画選考は面接に呼ばれた時の事前準備だと捉え、アイデアを詰め込み
見る人を楽しませるために撮影に臨んでください。
就職活動は社会人になるためのトレーニングです。
今日は今日のベストを尽くしましょう!
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