シューカツ以前の問題、「やりたい仕事が見つからない!」
いろんな企業のサイトを見ても実際に応募しようとまでならない…。
なんとなく良いなとは思うけど、行きたい!と強く思える会社がない。
そんなふうにモヤっと考えている方が、少しでもスッキリしていただけるよう解説していきます。
この記事はこんな人向け
- やりたい仕事が見つからない
- 企業選びができない
- 志望順位が決められない
結論
「やりたい仕事より、興味のある仕事を探そう」
今は「やりたい仕事」はないのが当たりまえです。
なぜなら、皆さんは社会人経験がまだないからです。
やりたい仕事とは、以下の2つの要素が重なった時に見つかるものです。
- 世の中で、その仕事が求められていることを知っている(需要)
- それに応えられる能力があることを自覚している(供給)
仕事は、双方向の存在があって成り立つものです。
例えば、1(需要)があっても、それに対応する能力がなければ
「やりたい仕事」にはなりません。
一方で、2(能力)があっても、市場から求められていなければ
「仕事」にはなりません。
まだ仕事の経験がない皆さんにとって、2(能力)があるかどうかは未知数です。
そのため、1と2が重なっているかは不確かだということになります。
これを踏まえて、企業選択の方法を考えて行きましょう。
職業選択の3要素
自分の職業を選択するにあたり、3つの要素が重なり合った部分に
適職があると言われています。
<興味>
自分が関心をひくものが、その会社の仕事や事業内容であるかどうかです。
会社説明会やホームページの事業内容を見て「面白そう」と思えば興味ありです。
また、いくつかの企業情報を見て、必ずここの部分を見てしまう、
なども興味がある領域であると言えます。
自分の興味関心がどこにあるのかを探してみましょう。
<能力>
社会人能力は未知数ですが、今までの学生生活の中で発揮してきた能力はあります。
それが、どのような能力だったかを振り返ってみましょう。
例えば、
大勢の中では取りまとめ役になることが多い
時間管理はしっかりしている
誰よりも先に動く行動力はある、
など。
説明会の際の求める人物像から、自分が持ち合わせていると思う能力があるか
確認してみると良いでしょう。
また、仕事内容を調べる際、それぞれの仕事の中で
どこで自分を発揮できそうか考えながら進めると良いです
<価値観>
価値観は自分自身が大切にしている/していきたいことです。
自分の価値観と、その会社が大切にしていることが合致しているかを確認します。
会社説明会で、重点的に話している内容に共感できればOKです。
また、その企業が熱く語っていることや、楽しそうに話している姿を見て
同じような気持ちになれるかどうかもポイントです。
説明者が盛り上がるほど、自分の気持ちが落ち着いてきてしまうのであれば
価値観の相違がある可能性があります。
応募企業の選定方法
応募する企業を選定する際は、できる限り冷静に客観視することをおすすめします。
学生の就職活動は、自らの意思で将来の仕事を考え始めるというよりは
必要に迫られて始める方が多いと思います。
そのような状況下で
「この仕事がやりたい!」
「私にはこれしかない!」
「第一志望は絶対この業界」
と答えが出たとしても、その根拠や理由がはっきりしなければ
本当に行きたい会社ではないかもしれません。
客観的に選定する方法は以下のとおりです。
- 点数化
- ランク分け
1.点数化
この方法は、気になる企業の数がそれほど多くない場合に有効です。
「それほど多くない」とは、人によりますが
20社以下の場合を目安としてください。
前章の職業選択のそれぞれの要素を10点満点として
その会社の点数化をしましょう。
得点が多い企業から志望順位付けができるようになります。
できれば、点数を付けた際に簡単な理由も加えておくと良いです。
ある程度整理できた際に、その理由の中から
自身の就職活動の軸が見つかる場合があるからです。
就活の軸の探し方については、別記事を参考にしてください。
2.ランク分け
こちらの方法は、企業数が30社以上ある場合に使うと良いです。
職業選択の3要素でそれぞれを3つのランクに分類します。
例えば以下のようなランキングです。
A:満足
B:そこそこ
C:あまりそうではない
Aの数が多ければ、志望順位が高い企業となります。
このように、ある程度順位付けができたら
それが取り掛かる際の優先順位となります。
エントリーシートを書き始める順番や、面接の予約など、
取捨選択しなければならない場合に迷わないよう
今のうちに整理をしておきましょう。
また、この選定結果は、定期的に見直してください。
企業理解や経験が増えると、順位の上下があるからです。
常に振り返りをして、現在地を調整をすることで
道に迷わず目的地に到着するように心がけましょう。
まとめ
ナビサイトで企業検索をすると、驚くほどの数の企業情報が上がってきます。
合同企業説明会で、いくつもの企業の説明を聞けば聞くほど
分からなくなってくることが多いですよね。
でも、不安に感じないでください。
それはあなたが知ったことが増えた証拠です。
分からなくなったら一度立ち止まって振り返りましょう。
もう一つ。
そもそも論として、あなたは過去、色々な選択をする際に
目標を明確にして突き進むタイプですか?
それとも、
流れに任せて、たどり着いた場所で楽しめるタイプですか?
それによって、企業選択の方法も異なります。
もし前者のタイプであれば、恐らくこの記事は必要ないかもしれません。
または、就職活動の軸を明確にしたほうがスッキリする場合があります。
後者のタイプであれば、明確に第一志望、第二志望を決めなくても良いこともあります。
就職活動のハウツー情報では、「〇〇すべき」内容が散見しています。
しかし方法は、人それぞれです。
就職活動に正解はありません。
だからこそ、自分自身が分かる機会でもあります。
不安になったり悩んだりしたら、大学のキャリアセンターや
信頼できる人に話をしてください。
あなたを応援している人は、きっとあなたの近くにいるはずです。
就職活動は社会人になるためのトレーニングです。
今日は今日のベストを尽くしましょう!
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